胡蝶蘭の培養土(ばいようど)について

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胡蝶蘭は主に熱帯地方の東南アジアで咲いている植物です。胡蝶蘭はラン科の常緑多年草で、白い美しい花をつけるという特徴のある植物です。この蘭は洋蘭の仲間で、観賞用に栽培され、贈答用などに用いられています。

胡蝶蘭の葉は長楕円形でぶ厚く、夏に長い花茎を垂らせて、白色の美しく華やかな花を数個円錐状につけます。胡蝶蘭自体はもともと樹木や岩に根を張って生育する種で、木の上に着床して自生するという性質をもつ植物です。
木の上に生えているので、その胡蝶蘭を育てる場合の培養土は地面に根を張って育つ植物とはまた違った特徴が必要になると言われているのです。

培養土とは

培養土の読み方は「ばいようど」英語ではculture soilと言います。
培養土は、園芸用の植物を栽培するときに用いられる土のことで、一般には土や有機物や肥料などを混ぜたもののことを言います。培養土は培土や養土ともいわれ、よい培養土は胡蝶蘭を美しく、かつ長く咲かせてくれるのです。

宵培養土の条件は、その植物の特性に応じて土や混合物などの物理性や化学性、生物性がよく作用しあっているといわれています。つまり、保水性や排水性、通気性がよくて、酸度もよく、肥料も適当な濃度で配合されているという特徴が度があるのです。
さらに、有効微生物の活力が維持できて、病害虫などの原因になる幼虫や卵、病原菌などがないと言われています。

基本的に胡蝶蘭は水空気も必要で、本来は木の上で生育する植物なのですが、日本で育てられている胡蝶蘭は東南アジアと全く同じような環境を作るということは難しいため、基本的には腐葉土は胡蝶蘭が苦手でないものを選ぶ必要があると考えられています。

その理由は、どんなに水やりの仕方や量、遮光や温度管理といったものが適切でも、培養土が胡蝶蘭にとって苦手なものになってしまっていると胡蝶蘭は元気でいることができず、枯れてしまったりしてしまうのです。そのため、見事な花を見せもらいたいと思ったら、培養土の植え替えはとても重要なものだと考える必要があるのです。

胡蝶蘭の代表的な培養土

日本で胡蝶蘭を育てるのに代表的な培養土と言われているのがミズゴケ(水苔)です。
ミズゴケは胡蝶蘭を育成している場合にはほとんどが使われているといわれている代表的なものです。
ただ、胡蝶蘭の培養土にミズゴケを使用する場合は、ミズゴケは水分保持性が高いので、根腐れのリスクも高いと言われているのです。
そうはいっても、ミズゴケは胡蝶蘭の栽培という点では50年をこえる実績があるので、トラブルが生じた場合には対処法もあるのです。

培養土にミズゴケを使用する場合は鉢に水はけがいいものを使用することがおすすめで、素焼き鉢はおすすめです。
そして、胡蝶蘭は鼻をつけ終った後は植え替えをします。植え替えは、胡蝶蘭の根や葉を健康に元気にするために行います。
古くなったミズゴケや黒ずんでしまったミズゴケに胡蝶蘭を植えていると、カビが生えてきやすくなってしまい、枯れやすくなってしまうのです。望ましくない環境では、胡蝶蘭は元気に育ちません。そのため、植え替えをして育てましょう。

ミズゴケでの植え替え

ミズゴケでの植え替えは胡蝶蘭にとって元気に育つために不可欠といえ、その方法をご紹介したいと思います。まず、用意するものとして、新しいミズゴケとはさみ、素焼き鉢を用意します。はさみは消毒しておき、素焼き鉢は依然と同じ大きさか一回り大きいものを用意しましょう。

植え替えをする時に、根を傷めないように胡蝶蘭を鉢から取り出します。そして、取り出した後の植え込み材はすべて捨てるようにします。そして、胡蝶蘭の根に絡まっている植え込み材は丁寧に取り外しましょう。特に中に入り込んでいるものは根を切らないようにして、根をかき分けて取り外します。

ただし、根が傷んでいるものを見つけたら、清潔なはさみで切ります。根腐れをしている根などをそのままにしておくと、胡蝶蘭も元気がなくなってしまいます。根が黒ずんでいるところもカットしておきます。

植え替えに使うミズゴケは十分に水を含ませておきましょう。そして、そのミズゴケを胡蝶蘭の根と根の間に入れていくようにします。胡蝶蘭の根の周りもミズゴケをつけていきましょう。根にミズゴケをつけたら、そのまま鉢に丁寧に入れて、鉢のスペースにミズゴケを足しましょう。

ミズゴケが水分を含んでいる状態になっているのは重要です。ミズゴケは乾いてしまうと水を吸収しにくくなるので、胡蝶蘭が水不足になることもあります。ミズゴケが乾いてしまったと思ったら、鉢ごと水につけることでミズゴケに水を吸収させることができます。10分ほどつけると十分です。

水やりは、ミズゴケの表面が乾いたらコップ一杯くらいを土全体にかけるようにするのです。下受けの皿にはしっかりと水が出てくるくらいの量を与えましょう。そして、清潔にするために受け皿にたまった水はすぐに捨てましょう。このようにして培養土を扱います。

胡蝶蘭にとって、培養土はとても重要です。元気に育つように丁寧に育てていきましょう。 

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