落ち込むのはまだ早い!胡蝶蘭の凍傷対策と復活方法について

胡蝶蘭
お祝い事に贈られるお花の代表である胡蝶蘭。 折角頂いたのですから、できるだけ長く綺麗な花姿を楽しみたいものです。

胡蝶蘭は丈夫で花持ちが良いお花として知られていますが、本来、熱帯地方に生息しているために寒さにはめっぽう弱く、冬場には凍傷になってしまうおそれがあります。 こちらの記事では、そんな胡蝶蘭の凍傷について、原因や対策、復活方法を詳しくご紹介します。

胡蝶蘭の凍傷の症状とは

胡蝶蘭
私たちにとって凍傷といえば、低温によって皮膚や皮下組織に傷害を負ってしまうことですが、植物にとっても同じことで、凍傷になってしまうと花や葉、茎、根のそれぞれが傷み、最悪の場合には枯れてしまいます。 胡蝶蘭が凍傷になってしまった場合には、症状の出る場所によって重症度が変わってきます。

花が一斉にしおれる、枯れるといった花の部分に凍傷の症状が見られる場合はまだ軽症であり、葉が白や黄色く変色したり、黒や茶色の斑点ができたりと葉の部分に症状が出る場合には中等度ですが、まだ復活が可能です。

一方、最も重症度が高いのが茎や根といった株自体の凍傷で、こちらがダメージを受けてしまうと復活させるのが大変難しくなります。 その他、目に見える症状は全くないのにも関わらず、見えないところで凍傷の症状が進んでいて、急に胡蝶蘭が枯れてしまうことも稀にあり、これが一番恐ろしいケースだと言えるでしょう。

とはいえ、胡蝶蘭の凍傷の症状は、水不足や根腐れといった原因でも似たような症状が見られるため、凍傷と判断がつかなくて困ってしまうこともあるかと思います。 基本的には、気温の下がる冬場に特に寒さ対策をしていない場合の胡蝶蘭の不調は、まず凍傷を疑って差し支えありません。

胡蝶蘭の凍傷の原因は?

胡蝶蘭
胡蝶蘭は本来、熱帯・亜熱帯地方に生息しているため、寒さには弱いお花です。 胡蝶蘭を育てる上での適切な温度は10~25℃前後とされており、10℃を下回ると凍傷にかかる可能性が出てきます。

そのため、お住まいの地域によっても異なりますが、気温の下がる冬場は室内であっても胡蝶蘭が凍傷になってしまう可能性があります。 胡蝶蘭は太陽の光が好きなお花ではありますが、直射日光では葉焼けを起こしてしまうおそれがあることから、窓際に置いて育てている方も多いことでしょう。

冬以外の季節であれば良いのですが、冬場の窓際は気温が下がり過ぎてしまうため、凍傷の原因となります。 特に冬の夜間は冷え込みが強くなりますので、胡蝶蘭の置き場所には注意が必要です。

胡蝶蘭が凍傷にならないための寒さ対策

胡蝶蘭の凍傷
胡蝶蘭の凍傷を防ぐためには、置き場所の温度に気を配ることが大切です。 最低でも10℃以上、出来れば18~25℃の温度が保たれる暖かい場所に置いてあげると安心でしょう。

可能であれば、普段からエアコンなど暖房器具を使用しているお部屋に置いてあげるのが一番ですが、留守の時など温度管理が難しい場合には、保温対策が必要となります。
具体的には、段ボールやビニール袋に胡蝶蘭を鉢ごと入れる、穴を開けたビニール袋を上からかぶせる、鉢部分を毛布や緩衝材で覆う、鉢の下に敷物を敷くなどの対策があり、これらで保温を図るとともに、冷たい空気は下にたまりやすいため、なるべくラック等の上に鉢を置いて床に直置きしないことも効果的です。

なお、冬場は空気が乾燥しやすく、特に暖房器具を使用しているお部屋では乾燥が顕著ですので、水やりの他に、胡蝶蘭の葉に霧吹きで水をかける「葉水」を時々行ってあげると良いでしょう。

胡蝶蘭の凍傷を復活させる方法

胡蝶蘭が凍傷になってしまうと大変ショックですが、復活させることができる場合があります。 まずは、凍傷になってしまった胡蝶蘭の鉢を15~20℃ほどの温度がある暖かい場所に移しましょう。

昼間は暖かく明るい場所に置き、夜間は前述した通り、ビニール袋等で保温対策を施して、とにかく胡蝶蘭が冷えないよう心掛けながら数日間様子をみます。 悪くなった葉は自然に落ちてしまいますが、胡蝶蘭に少し元気が戻ってきた様子が見られたら復活成功です。

その上で、自然に落ちない悪くなった葉は、もう元気になることはありませんので、思い切って落としてしまいましょう。 火で軽く炙るなどして消毒したハサミを使用し、悪くなった葉を落としてゆきます。

凍傷になってしまった胡蝶蘭は弱っている状態のため、細菌感染による病気を防ぐために、葉を落とした切り口部分には殺菌剤を塗っておくと安心です。 しかし、ここで、弱っているからといって肥料をあげたり、良かれと思って植え替えをしたりしてしまうと逆効果になり、余計な負担を掛けて胡蝶蘭を枯らしてしまうことに繋がりかねません。 春までは暖かくして、そっと様子を見守りましょう。

大切な胡蝶蘭を末永く楽しむために

胡蝶蘭の株の寿命は50年とも言われており、上手に管理をすれば何度でも綺麗な花を咲かせてくれます。 寒さの厳しい冬は、人にとっても、胡蝶蘭にとっても辛いものですが、暖かくして凍傷に気をつけながら冬を一緒に乗り越えましょう。
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