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不要になった胡蝶蘭の捨て方!分別して処分する方法から引き取りまで詳しく解説

胡蝶蘭の処分
お祝いなどでもらった胡蝶蘭は高級で美しい花ですが、やむにやまれぬ事情により、必ずさよならしなければならない時が来ます。
お祝いで一度にたくさんの胡蝶蘭を頂くと、その処分に頭を悩ませることもありますよね。ここでは不要になった胡蝶蘭の処分方法、各部位の分別から株の引き取りまで、詳しく解説します。胡蝶蘭の処分について、どうしたらよいか、途方に暮れている人はぜひ参考にして下さい。

不要になった胡蝶蘭を捨てるタイミング

胡蝶蘭処分の写真
胡蝶蘭はお祝いで頂くことが多い花です。時期が過ぎた、花が終わった、スペースに余裕が無い、育てるのが面倒、などなど様々な理由で廃棄を余儀なくされます。
しかし蝶が舞飛ぶように美しい胡蝶蘭には、お祝いしてくれた方の心がこもっているので、どのタイミングで処分すればいいのか悩むかと思います。

もし不要で胡蝶蘭を処分する場合のタイミングは花が終わった時が良いでしょう。花が咲いているうちに捨ててしまうのは贈っていただいた方に申し訳ないので花が終わってから処分するのが良いかと思います。

ただ、二番花を咲かせることもできるため、花を長く楽しみたい場合は花樹、株の状態を確認することから始めます。

基本は「生きているか」「枯れているか」の確認です。株が生きていれば廃棄処分にしなくとも、手放す方法があります。胡蝶蘭に葉が残っていると、たとえ一枚だけでもその個体はしっかりと生きています。葉が残っていない胡蝶蘭は鉢から取り出し、根を確認しましょう。根の全てが黒く変色していたら、その胡蝶蘭は枯れています。
たとえ1本でも太い根が残っていれば、胡蝶蘭は生きています。花や葉が落ちたからといって、「枯れた」と判断するのは早計です。株を休ませ、植え替えすれば翌年は瑞々しい葉を茂らせ、美しい花を咲かせてくれるかもしれません。胡蝶蘭の株が「生きているか」「枯れているか」判断に迷うときは、根株の画像を撮って園芸屋さんに相談してみるとよいでしょう。

花が終わってからも廃棄せずに育てたい方はこちらの胡蝶蘭の育て方をご覧ください。

胡蝶蘭の捨て方・処分(廃棄)方法

胡蝶蘭を処分する方法は2つあります。1つはゴミとして処理する方法、2つ目は業者に回収してもらう方法です。

ゴミとして処理する方法

分別
■解体する
胡蝶蘭は様々な素材があるので処分するため解体し、分別します。丈が長かったり、株が大きかったりする個体は小さく切ってからゴミ袋に入れましょう。株は鉢から取り出します。
鉢内のバークや水苔も取り出して、分別します。お祝いで頂いた状態の胡蝶蘭は鉢にラッピングしてあります。

ラッピングを外し、不織布かセロファンか判断して分別しましょう。茎を束ねていたテープは全て切って取り外します。花枝を支えていた支柱、ワイヤー、針金類も全て取り外し、できる限り解体します。
ペンチで短く切るか、不可能なら折り曲げて指定ゴミ袋に入れます。支柱、ワイヤーに関しては再利用も考えたいですね。

■自治体のルールに沿って分別
解体した胡蝶蘭は自治体のルールに従って分別します。胡蝶蘭本体は燃やせるゴミとして処分できる自治体が多いです。

植え込み材の水苔やバークも燃やせるゴミとして分別されるようです。水苔に水分が残っていたら、絞ってからゴミ袋に入れます。
鉢はプラスチック製の物と陶器の物がありますが、どちらも内容物を除去し、きれいにしてから廃棄しましょう。
プラスチック製の鉢は自治体によって「廃プラスチック」として回収し、リサイクルされます。陶器の鉢は多くが不燃ごみとして分別されます。
無理に廃棄しなくても保管して別の植物の育成に利用するのもよいですね。陶器の鉢は破砕してガーデニングのアクセントに使用する人もいます。

東京都港区のごみの分別

回収業者に引き取りを依頼する

不用品回収
上記の処分作業を自分でできない、鉢数が大量で処理するのが大変という人は回収業者に引き取りを依頼する方法があります。東京・大阪・名古屋・福岡といった大都市圏や胡蝶蘭専門の通販サイトでは回収・引き取りを実施している業者があり、自社の胡蝶蘭であれば無料で引き取りする店舗もあります。

回収方法は様々ですが、主に自宅で梱包し業者へ送付するもの、回収業者に自宅まで引き取りに来てもらうもの、の2種類です。自宅で梱包する方法は、段ボールに処分したい胡蝶蘭を入れて、宅配などで発送します。全国どこでも利用できるので便利ですね。

自宅まで引き取りに来てもらう方法は回収費、処分料の他に出張費がかかります。地域によっては出張回収できない場所もあるので、注意しましょう。出張回収は大量の鉢を処分するには良い方法です。費用は業者によって様々なので、数社で比較検討してみましょう。平均して1鉢で1,000円~2,000円程度の回収料金のようです。また不要になった胡蝶蘭を買取してくれる業者もあります。

買い取られた胡蝶蘭は業者の手で再利用されるので、エコロジーの観点からも有効な方法です。開業祝いや開店祝いなどで大量の胡蝶蘭を頂いたけど、スペースに限りがあり、処分しなければならない人はこうしたサービスを提供している会社にお願いしてみましょう。

譲渡する

譲渡する
事情があり、胡蝶蘭の育成が困難になった人は処分方法の一つとして、譲渡も検討してみてください。胡蝶蘭は高貴で美しい花で、愛好家が世に多くいます。

温室を所有し本格的に栽培している人もいるほどです。その際、株が「生きている」ことが譲渡の条件になります。

すぐには開花しなくても、愛好家が心をこめてお世話していくと、美しい花が咲くこともあります。胡蝶蘭は生き物です。ペットの譲渡会のようなつもりで、胡蝶蘭を譲る人を探してみてはいかがでしょうか?

その胡蝶蘭、本当に捨てますか?

花や葉が落ちても、株が枯れていなければその胡蝶蘭は生きています。生きた株の廃棄処分は貴重な高級花の命を絶つこととなり、贈ってくれた人の心に十分報いたといえるでしょうか?

株が生きている状態であれば、一度は再生を試みてほしいものです。支柱を外し、茎を根本から切り落とします。株を休ませると数ヶ月後には新しい花芽が出てくるので、そのまま成長すれば、翌年の春から初夏にかけて、美しい胡蝶蘭と再会できるでしょう。

まとめ

まとめ
胡蝶蘭の処分方法について解説しました。様々な事情で胡蝶蘭を処分したいときは、全て解体した上で分別し、自治体のルールに従ってゴミとして処理します。
その他には業者に引取り、買取してもらう方法があります。洋ラン愛好家に譲渡するのも良い方法です。ゴミとして処分するのは最後の手段とし、可能な限り再生を試みてください。