フォーマルシーンで大活躍!胡蝶蘭、生花の活用法を紹介!
開業や就任・移転祝いのビジネス用、母の日や誕生日プレゼントなどの個人用とお祝い・ギフトで頂く胡蝶蘭は鉢植えが多いですが、生花、切り花の状態だと多くの活用方法があります。お花屋さんで気に入った胡蝶蘭の生花を見つけたら、あれこれ活用してみませんか?自宅の鉢植えから花枝を切って、ハンドメイドもできますのでインテリアにしてもおしゃれでおすすめです。 今回は贈り物の定番である胡蝶蘭の違った活用方法をご紹介致します。
胡蝶蘭の生花
胡蝶蘭は鉢植えの状態だと約3ヶ月の開花期ですが、切り花にしても1~3週間程度花持ちします。従って土から離し切り花の状態で、あれこれ活用できる花なのです。
胡蝶蘭を贈り物にすると、鉢植えなら3本立ち5,000円~20,000円前後と高価ですが、切り花で購入すると輪数やサイズにもよりますが、中輪(ミディ)サイズで1,000円程~、大輪で2,000円程~で購入できます。切り花を購入できるWebサイトでは3本~5本のセットで購入できるようですが、1本で購入したい場合は、直接お花屋さんに相談すると対応してもらえるかもしれません。 贈る相手や目的に対して、鉢植えの胡蝶蘭だと少し仰々しいな、と思えるときは、生花のブーケやフラワーアレンジメントをプレゼントしてみましょう。 花屋さんで予算や花色、目的、先方の好みのイメージを伝えて、生花の花束を作ってもらいます。入院している人に鉢植えを贈るのはタブーです。
よく知られていますが、入院時に鉢植えを贈ると、『病に根が付く』といって歓迎されません。入院患者には瑞々しい生花の胡蝶蘭を贈ってください。
胡蝶蘭生花の活用法
胡蝶蘭の生花で一番人気の活用法はブーケ、花束です。高貴で美しい胡蝶蘭はたとえ1枝でも、相手に対して礼を尽くした贈り物となります。他にもヘアアクセサリー、コサージュなど、冠婚葬祭で使用する装身具のマストフラワーです。ブーケに
胡蝶蘭は花色が豊富にあるので、贈る相手のイメージカラーに合った花を選んでブーケを作りましょう。胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」という花言葉がありますが、色によって更に別の花言葉もあります。白は「純粋」、ピンクは「あなたを愛します」等があります。シーンに合わせて花やラッピングのカラーを選ぶと良いでしょう。 胡蝶蘭の専門店やフラワーショップなどでブーケを作って貰うのも良いですが、自宅で育てた胡蝶蘭を1枝、2枝切り、ブーケにして贈るのもよいですね。手作りのブーケはリーズナブルな価格で綺麗なお花を用意できる上に、気持ちが込められているので、元気になってほしい、幸せに暮らしてほしいといった、こちらの願いが必ず伝わります。 結婚式のブーケは白の胡蝶蘭が基本ですが、ピンクや黄色などアクセントになる花色も使ってみましょう。ウェディングドレスに映えるもの、新郎新婦のイメージに合ったブーケを作ってください。 開店祝いなどで胡蝶蘭の花束を贈るなら、できれば配送ではなく、持参するのが理想です。手持ちしやすい、ミディサイズの胡蝶蘭を使ってサイドフラワーも交えて作ります。花束を渡した相手の笑顔が幸福のお返しです。
髪飾りに
販売元:Amazon様 結婚式の二次会で新婦が胡蝶蘭の生花を、へアアクセサリー(髪飾り)にしている姿を見た記憶はありませんか?これは結婚式場のサービスで二次会に出かける新婦のため、ブーケに利用していた生花を髪飾りにしてくれたものです。 胡蝶蘭の生命力が強く長時間美しく咲く、という特性を生かして、作られています。新鮮な花であればあるほど、ヘアアクセサリーは美しいまま長く使用することができます。胡蝶蘭のへアアクセサリーは買うだけでは無く、自作もできます。胡蝶蘭の茎を2cmほど残して斜めにカットし、水に浸けます。 水に活力剤を入れておくと花が長持ちします。茎にワイヤーを差し、曲げて固定させます。コットンやキッチンペーパーを小さく切り、水分を含ませて茎の切り口に当てます。フローラルテープで巻いたあと、ヘアピンなどで髪に留めれば完成です。
コサージュに
礼装の際、胸につけるコサージュは生花か造花かの二つに分かれます。造花とは違い、生花の方が瑞々しくて美しく、華やかであることは言うまでもありません。胡蝶蘭の生花で作ったコサージュならば、さらに高級感が増し、身だしなみを1ランク上げてくれますよ。 入学式、卒業式などの冠婚葬祭では、胡蝶蘭のコサージュが最適です。式当日の朝に予約を入れておきお願いすれば、切ったばかりの胡蝶蘭をコサージュにしてくれるお店があります。生花のコサージュはササっと作って使用することが望ましいので、こうしたプロの技はぜひ利用したいところです。 自宅近くにコサージュを作ってくれる花屋さんがない、そんな人はヘアアクセサリーと同様に、自作してみましょう。髪飾りよりも簡単に作れます。茎を切ってワイヤーで束ね、フローラルテープで巻くまでは、上記のヘアアクセサリーと同じです。リボンなどで飾り、できるだけフローラルテープを隠します。コサージュピンをつければ出来上がり。 胡蝶蘭のコサージュは気品があり、カジュアルよりもフォーマルシーンに似合います。準備の都合でどうしても当日に作れない場合は、前日に作っておき、涼しい場所か冷蔵庫に入れて大切に保管しましょう。生花の胡蝶蘭、メリット・デメリット
胡蝶蘭の生花を活用して、ブーケ、ヘアアクセサリー、コサージュを作るとメリット・デメリットが生じます。以下の生花の特性をよく理解し、上手に活用しましょう。生花の胡蝶蘭、メリット
・豪華で美しい
胡蝶蘭の生花で作ったアクセサリーの美しさは造花の比ではありません。招待された相手から見ても、「きちんと仕度してくれた、ドレスアップしてくれたんだな」という印象を持たれます。造花とは違う瑞々しい生命の美しさが形となって、身の回りを飾ってくれます。 ・香りを持つ
胡蝶蘭の生花は余り花香がありませんが、サイドフラワーに香りのある花をもってくれば、見るだけでなく、花香も楽しむことができます。 ・オンリーワンの魅力を持つ
ハンドメイドで胡蝶蘭のブーケ類を作ると、全てが同じ物はできません。似通っていても色・形・花数は微妙に違いがあります。サイドフラワーを追加したり、リボンを複数使用したりして、思いのままにアレンジすれば、この世にただ一つ、1回限りの装身具になります。
生花の胡蝶蘭、デメリット
・劣化する
生花のブーケ類は時間経過に従って劣化していくのは避けられません。胡蝶蘭は長持ちする花ですが、場合によっては花が落ちてしまう、元気が無くなるといった感じでアレンジを損なう恐れがあります。 ・ピンなど金属類の扱いに注意
ピンを使って髪に留めたり、胸元につけたりすると外れたときに体を傷つける危険があります。取扱いに注意しましょう。 ・前もって準備できない ヘアアクセサリーやコサージュは生花で作ると、前もって準備しておけません。保管できても1、2日のみです。
まとめ
胡蝶蘭は鉢植えだけでなく、茎を切り、生花として楽しめる花です。花屋さんで切り花を購入する、自宅で栽培した花枝を切るなどして、フォーマルシーンで活用してみてはいかがでしょうか。 ブーケ、ヘアアクセサリー、コサージュと胡蝶蘭の生花は豪華で美しい、オンリーワンの装身具になります。