幸福の胡蝶蘭屋さん

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[胡蝶蘭・育て方/初心者]胡蝶蘭の弱点と快適な環境について

胡蝶蘭

胡蝶蘭の育て方を初心者の方にも分かりやすく説明します。

「胡蝶蘭って初心者には難しそう・・・。」

「胡蝶蘭って日本の気候には合わないんでしょ!?」

初めて胡蝶蘭を育てる方は、胡蝶蘭の管理・お手入れが難しいと感じている方が多いですよね。

でも、胡蝶蘭の自生地の特徴を知ることで、胡蝶蘭にとって過ごしやすい環境を知ることができます。

胡蝶蘭にとって過ごしやすい環境を知ることで、逆に弱点も知ることができますよね。

胡蝶蘭の弱点を知ることで、初心者でも失敗なく胡蝶蘭を育てることができますよ。

胡蝶蘭を失敗なく育てるポイントは、水を上げすぎない・直射日光に当てない・20度前後の温度に保つの3つです。

胡蝶蘭の弱点をカバーするためのポイントはたったの3つです!

3つのポイントを知ることで、胡蝶蘭をはじめて育てる方も簡単に失敗なく育てることができますよ。

[胡蝶蘭/育て方]季節ごとの管理(置き場所・温度・水やり・肥料)/二度咲き・植え替え方法とタイミング

胡蝶蘭の自生地と快適な環境について

胡蝶蘭の自生地と快適な環境について説明します。

胡蝶蘭をはじめて育てる方は、胡蝶蘭の自生地の環境や胡蝶蘭の弱点を知ることで、簡単に失敗なく胡蝶蘭を育てることができますよ。

胡蝶蘭はどのような場所で育つのでしょうか?

野生の胡蝶蘭は、東南アジアを中心に、熱帯~亜熱帯の地域に分布しており、高温多湿な環境を好みます。

日本には四季があり、寒暖の差が激しいですし、冬は湿度が下がり、胡蝶蘭の自生地とは大きく異なる環境と言えます。

胡蝶蘭を失敗なく育てるためには、胡蝶蘭の自生地の環境に近づけることが大切ですね。

初心者の方でも、胡蝶蘭の自衛地の環境に近づけて上げることで、簡単に失敗なく育てることができますよ。

では次に、胡蝶蘭の分布地域の特徴について紹介していきます。

胡蝶蘭の自生地・分布地域について

胡蝶蘭の自生地や分布地域を知ることは、はじめて胡蝶蘭を育てる方にとって大切なことです。

自生地の環境は胡蝶蘭にとって心地のよい環境ですから、自生地の環境に近づけて上げることで、初心者でも簡単に失敗なく胡蝶蘭を育てることができます。

胡蝶蘭は、東南アジアを中心に、中国南部・台湾・フィリピン・インドネシア・インド・オーストラリアなど広範囲に分布しています。

胡蝶蘭の自生地は熱帯~亜熱帯の地域で、高温多湿な環境です。

では、胡蝶蘭が自生する熱帯地域の特徴はどのようなものでしょうか?

熱帯地域の定義

ケッペンの気候区分においては次のように定義され、以下の2つの条件を満たす必要がある。
最寒月の平均気温が18℃以上(ヤシが生育できること)
年平均降水量が乾燥限界以上
例えば、平均気温が1年中19℃で、降水量が乾燥限界以上ならば、熱帯に含められる。 

引用:熱帯(wikipedia)

wikipediaによると、熱帯地方とは「平均気温が1年中19度」「降雨量が乾燥限界以上」と定義されていますね。

日本では、熱帯地方の定義を満たす地域は東京都(南鳥島・硫黄島)・沖縄県(多良間島・石垣島・西表島・与那国島・波照間島・沖大東島・宮古島)など、ごく一部の地域に限られます。

日本のほとんどの地域は熱帯地方の定義には当てはまりません。

世界では、インド・フィリピン・インドネシア・オーストラリア北部などであり、日本の気候とは大きく異なる地域ですね。

これらの情報を見ると、初心者の方は「胡蝶蘭を育てるのは難しい・・・。」と思ってしまいますよね。

でも、日本にいても熱帯地方の自生地の環境に近づけることはできます。

では次に、亜熱帯地方の特徴はどのようなものでしょうか?

亜熱帯地方とは

亜熱帯(あねったい)とは、熱帯に次いで気温の高い地域のこと。しかし、ケッペンの気候区分には亜熱帯という区分はない。
ケッペンの気候区分では温帯に含まれる地域の一部(温暖湿潤気候等)を俗に亜熱帯と呼ぶことがある。

引用:亜熱帯(wikipedia)

wikipediaによると、亜熱帯は熱帯に次いで気温が高い地域であるが、亜熱帯という区分はなく、明確な定義はされていないようですね。

亜熱帯と言われる地域は世界中に広範囲にあり、台北・那覇・香港・広州・オーストラリア(ブリスベン)・アメリカ(カリフォルニア州南部・フロリダ州など)・南アフリカなどがあります。

やはり、日本とは大きく異なる気候と言えますね。

熱帯~亜熱帯の高温多湿な環境に自生する胡蝶蘭は、日本とは大きく異なる環境に育っている植物です。

胡蝶蘭の自生地や分布地域の特徴を理解することで、逆に胡蝶蘭の弱点を知ることができますね。

高温多湿を好む胡蝶蘭は、寒さや乾燥が苦手であり弱点と言えます。

初心者が胡蝶蘭を育てる時は、寒さ(温度管理)・乾燥(湿度管理)にはとくに注意が必要です。

胡蝶蘭の弱点が少しずつ分かってきたところで、次に具体的な温度管理について説明していきますね。

胡蝶蘭の快適な環境・18~25℃が快適な温度

胡蝶蘭の快適な環境と温度管理について、初心者の方にも分かりやすく説明します。

胡蝶蘭の自生地の特徴から、胡蝶蘭は寒さに弱い植物であることが分かりましたね。

胡蝶蘭の自生地の熱帯地方は、年間の平均気温は19度と定義されており、20度前後の温度が胡蝶蘭にとって心地のよい温度であることが分かりますね。

東京都の1年間の平均気温(2018年)

平均気温
2018年1月 4.7℃
2018年2月 5.4℃
2018年3月 11.5℃
2018年4月 17.0℃
2018年5月 19.8℃
2018年6月 22.4℃
2018年7月 28.3℃
2018年8月 28.1℃
2018年9月 22.9℃
2018年10月 19.1℃
2018年11月 14.0℃
2018年12月 28.3℃

引用:東京 日平均気温の月平均値 (国土交通省 気象庁)

東京の1年の平均気温の推移を見ると、胡蝶蘭が心地よい気温である20℃前後となっているのは、1年を通してたったの3ヶ月間しかありません。

日本(東京)の気温は、胡蝶蘭にとって快適とは言えません。

はじめて胡蝶蘭を育てる方は、まずは「胡蝶蘭にとって快適な気温(20℃前後)」について知っておくとよいですね。

胡蝶蘭を育てる時は、基本的には室内で育て、1年を通して20℃前後の温度が保てるように温度管理をしましょう。

胡蝶蘭は寒すぎたり、暑すぎる環境では枯れてしまうため、初心者の方は胡蝶蘭の快適な温度がキープできるように注意しましょう。

では次に、胡蝶蘭の快適な湿度環境について紹介していきますね。

胡蝶蘭の快適な環境・50~60%以上が快適な湿度

胡蝶蘭の快適な湿度環境について、初心者にも分かりやすく説明します。

はじめて胡蝶蘭を育てる時は、湿度管理がとても大切です。

胡蝶蘭の自生地は、高温多湿の地域です。

胡蝶蘭は木の幹や枝に着生する植物のため、根っこは常に空気に触れており、木の枝や葉に遮られて直接的に雨がかかることは少なく、空気中の水分を葉や根から吸収することで成長をしています。

自生地の環境に適応するために、胡蝶蘭は最低限の水分でも成長でき、空気中の水分を葉や根から吸収する術を持っています。

熱帯~亜熱帯の地域は降雨量が多く、1年を通して湿度が高いです。

胡蝶蘭の快適な湿度環境は、湿度50~60%以上とされています。

湿度が50%以上の地域では、ウィルスが蔓延しにくい環境であり、人間にとっても快適な環境と言えます。

冬は湿度が下がり乾燥するため、ウィルスが蔓延し風邪やインフルエンザが流行しますよね。

冬の湿度が低い環境は、人間にとっても胡蝶蘭にとっても過ごしにくい環境と言えます。

とくに冬は暖房を使用することで湿度が下がりやすく、湿度が20%以下になるとウィルスが蔓延しやすくなります。

胡蝶蘭は菌に弱い植物で、葉について小さな傷から菌が蔓延し枯れてしまうこともあります。

胡蝶蘭が快適に過ごせるように、湿度が50~60%になるように加湿器を使用することをおすすめします。

加湿器を使用する時は、加湿器の風邪が胡蝶蘭に直接当たらないように注意しましょう。

はじめて胡蝶蘭を育てる方は、湿度管理に注意をし、1年を通して湿度が50%程度をキープできるようにしましょう。

また、初心者の方は胡蝶蘭は空気中の水分を吸収する植物であるため、湿度を50%程度に保つことで、失敗なく育てることができると覚えておきましょう。

では次に、胡蝶蘭の快適な環境(置き場所)について紹介します。

胡蝶蘭の快適な環境・風通しがよい場所

胡蝶蘭の快適な置き場所について紹介します。

初心者の方は、胡蝶蘭をどこに置いたらよいのか判断が難しいですよね。

胡蝶蘭の自生地の環境から、胡蝶蘭の根っこは常に空気にさらされ乾いていることが分かりましたね。
日本にある胡蝶蘭は一般的には素焼きの鉢で育てるため、根っこは常に空気にさらされているわけではありません。

そのため、自生地の環境に近づけるためには、風通しがよい環境が快適な場所と言えます。

胡蝶蘭は森林地帯に自生し、木の幹や枝に着生しているため、葉や枝にさえぎられ強風にさらされることはありません。

葉や枝の隙間から柔らかい風邪が吹き込む環境に自生しています。

胡蝶蘭の最適な置き場所が分からない初心者の方は、風通しが良く、熱や湿気が篭らない場所を選ぶとよいですよ。

風通しがよい場所に置くことで、鉢内の湿気を取り除くことができるため、常に根っこが空気にさらされている自生地の環境に近づけることができますよ。

胡蝶蘭の快適な環境・直射日光が当たらない

胡蝶蘭の快適な置き場所について紹介します。

胡蝶蘭の自生地は、森林地帯の木の幹や枝だと紹介しましたね?

森林地帯に自生しているため、大きな葉や枝に遮られて直射日光が当たることはありません。

胡蝶蘭の最適な置き場所の判断が難しい初心者の方は、直射日光が当たらない場所に置くことをおすすめします。

胡蝶蘭は空気中の水分を葉や根から吸収することで成長しているため、葉や根が傷ついてしまうと枯れてしまいます。

胡蝶蘭に長時間、直射日光を当てると人間で言うと火傷した状態となり、葉が焼けて痛んでしまいます。

この状態を葉焼けと言い、葉焼けを起こすと空気中の水分を葉っぱから吸収することができなくなるため、胡蝶蘭は枯れてしまいます。

また、一度葉焼けを起こしてしまうと、葉が再生することはありません。

初心者の方は、胡蝶蘭に直射日光を当てることはNGだと理解し、レース越しの窓際など明るく柔らかな日差しが当たる場所に胡蝶蘭を置くことをおすすめします。

野生の胡蝶蘭は木の幹や枝など木陰に自生しているため、はじめて胡蝶蘭を育てる方は木陰に近い環境を作ってあげましょう。

では次に、着生植物である胡蝶蘭の特徴について紹介しますね。

胡蝶蘭の特徴・着生植物

着生植物の1種である胡蝶蘭の特徴について紹介します。

初心者の方は植生植物の特徴を知ることで、失敗なく簡単に胡蝶蘭を育てることができますよ。

着生植物は、木の幹や枝に根を張って成長する植物です。

次に着生植物の特徴について紹介します。

着生植物(ちゃくせいしょくぶつ)とは、土壌に根を下ろさず、他の木の上、あるいは岩盤などに根を張って生活する植物のことである。

着生生活への適応(水)

普通、水の補給は雨水と霧に頼る。一般に、降雨量が多いところに着生植物は多い。また、頻繁に霧がかかる森林では、着生植物が多くなる。

着生生活への適応(肥料)

雨が降ると樹上の枯枝や樹皮からこうした肥料分が溶け出してくるが、着生植物はこれを地面に届く前に速やかに吸収することができる。一般に着生植物を栽培する場合に施肥は希薄な溶液を与えなければ根が傷んでしまうものが多い。

引用:着生植物(wikipedia)

胡蝶蘭は森林地帯の木の枝や幹に根を張る着生植物のため、土壌に根を張る植物とは特徴が異なります。

胡蝶蘭は木の幹や枝に根を張るため、土からの水分を吸い上げて成長することができません。

そのため、空気中の水分を葉い根から吸収する術を持ち、最小限の水分で成長することができます。

初心者の方は、着生植物である胡蝶蘭の特徴を知らないことが多いため、他の植物と同じようにたくさんの水を上げてしまうことが多い。

しかし、着生植物にはたくさんの水分は不要であり、水を上げすぎてしまうと根っこが痛んで枯れてしまいます。

初心者の方が胡蝶蘭を枯らす原因の多くは、水の上げすぎによるものです。

胡蝶蘭は、植え込み資材が完全に乾いてから水分を上げる程度で十分であり、頻繁に水を上げる必要がないため、初心者の方にも手入れが簡単なのです。

また、初心者の方は綺麗な花を咲かせようと肥料を必要以上に上げてしまうこともありますが、着生植物の特徴から肥料は最低限与える程度で十分であり、1,000~3,000倍に薄めた液体肥料を当たるようにしましょう。

十分に薄めた液体肥料でなければ、胡蝶蘭の根が傷んでしまい枯れてしまいます。

初心者の方は綺麗な花を咲かせようと、お手入れをしすぎてしまうことで、逆に枯らしてしまうことが多いのですが、胡蝶蘭はそれほど頻繁に手入れをしなくても簡単に育てることができます。

胡蝶蘭の自生地に近い環境を整えることができれば初心者の方でも簡単に失敗なく綺麗な花を咲かせることができますよ。

[胡蝶蘭・育て方/初心者]胡蝶蘭を苗から育てる/初心者でも簡単な基本的方法
胡蝶蘭,苗から育てる

胡蝶蘭の苗
胡蝶蘭の初心者でも簡単な育て方について紹介します。

はじめて胡蝶蘭を育てる方は苗から育てることをおすすめします。

先ほど説明したように、胡蝶蘭は自生地に近い環境を整えることで、初心者でも簡単に失敗なく育てることができます。

苗から育てるのは難しいと感じる初心者が多いのですが、胡蝶蘭の弱点や特徴を知ることで、簡単に育てることができます。

初心者が特に注意したい基本的な育て方は、温度管理と湿度管理であると説明しましたね。

このポイントを理解すれば、苗からでも簡単に育てることができますよ。

胡蝶蘭の苗の、発芽から開花までの育て方について初心者にも分かりやすく説明します。

胡蝶蘭を種から育てるのが難しい理由

胡蝶蘭は種から育てるのが難しい植物です。

胡蝶蘭を種から育てようと園芸店などを訪ねても、胡蝶蘭の種が販売されていることはありません。

それは、胡蝶蘭は種を蒔いても自分の力で発芽をすることができない植物だからです。

胡蝶蘭の種の種類は無胚乳種子というもので、発芽に必要な養分を胚乳に蓄えていません。

無胚乳種子は、発芽に必要な養分を子葉に蓄えているため、種の状態では発芽することができません。

胡蝶蘭を種から育てる場合は、無菌状態のフラスコ内で人工的に栄養や環境管理を行う必要があるため、たいへん難しく、初心者はもちろん胡蝶蘭を育てたことがある人でも難しいのです。

胡蝶蘭を種から育てることは手間がかかるため、胡蝶蘭専門農家でも行われていません。

一般的には、株分けにより増やす方法が主流となっています。

種から胡蝶蘭を育てるのはとても難しいことがわかったと思います。

次に初心者でも簡単にできる苗から胡蝶蘭の花を咲かせる方法を紹介します。

初心者は苗から育てるのがおすすめの理由

初心者は苗から胡蝶蘭を育てるのがおすすめの理由は、苗から育てることで、必要な植え込み資材や胡蝶蘭に適した鉢に対して知識を持つことができるため、胡蝶蘭の花が終わった後に植え替える方法などを知ることができます。

胡蝶蘭は店舗などでは花が咲いている状態で売られているのが一般的ですが、最近では家庭ですぐに栽培が始められる胡蝶蘭セットが販売されています。

はじめて胡蝶蘭を育てる人でも簡単に苗から栽培ができるように、苗・鉢・植え込み資材・肥料などがセットになっており、セットさえあればすぐに栽培を始めることができます。

初心者が胡蝶蘭を育てるのが難しいと感じるのは、鉢や植え込み資材・肥料などどのようなものを選べばよいのか分からないからですよね。

でも、胡蝶蘭セットがあれば胡蝶蘭の栽培に必要なものが全てセットされているため、初心者でも安心です。

では次に、胡蝶蘭の苗の種類や特徴について紹介しますね。

胡蝶蘭の苗の種類・フラスコ苗

胡蝶蘭のフラスコ苗
胡蝶蘭の苗の1つであるフラスコ苗について紹介します。

フラスコ苗は円錐形の三角形のフラスコ容器が以前は多く見られましたが、現在は培養瓶(カルチャーボトル)などが使われることが多いです。

フラスコ苗は無菌環境で育った苗のことを言います。

フラスコ内では寒天状の培地が敷かれ、培地内では根が絡み合うように成長しています。

フラスコ苗の状態で入手することができたら、まずは無菌状態から通常の状態に慣れさせる(順化)する必要があります。

胡蝶蘭は細菌にとても弱いため、無菌状態の瓶の中から取り出す時は、カビやバイ菌から苗を守るために薬品を使って病害予防をする必要があります。

初心者の方が苗から育てる時はフラスコ苗から育てるのはなく、順化が終わりポット内に植え替えがされた苗を育てることになります。

次に胡蝶蘭の苗の種類(実生苗)の特徴について紹介します。

胡蝶蘭の苗の種類・実生苗

胡蝶蘭の苗の種類の1つである実生苗について紹介します。

実生苗は種を交配することで生まれる苗で、同じ個体は2つとして現れません。

世界にたった1つの花を咲かせる可能性があるため、どのような花が咲くのか楽しみですよね。

出来のよい胡蝶蘭には高値が付く可能性がありますが、トラブルのある個体ができた場合は値がつかない危険性もあります。

これは実際に花が咲いてみるまではどのような花が咲くのか分からないため、リスクを伴う育て方でもありますね。

実生苗はリスクや栽培にかかる手間などを考慮するとニーズが低く、市場に出回っている苗は、リスクが少なく低コストで育てることができる苗が主流になってきています。

どちらにしても初心者が育てるには難しい種類の苗だと言えますね。

初心者が苗から育てる時は、病気に強く奇形などのリスクの少ないものを選ぶことをおすすめします。

次に、胡蝶蘭の苗の種類の1つである、メリクロン苗について紹介しますね。

胡蝶蘭の苗の種類・メリクロン苗

胡蝶蘭の苗の種類の1つであるメリクロン苗について紹介します。

先ほど紹介した実生苗との違いや、メリクロン苗のメリットなどについて紹介します。

先ほど紹介した実生苗は、花どうしを交配させることで育てるものですが、奇形のリスクや手間など問題点も多いのです。

そこで実生苗の弱点から登場したのがメリクロン苗です。

メリクロン苗は親株の細胞を増殖し(クローン栽培)できた苗であり、見た目が同じ胡蝶蘭を大量に生産することができます。

状態のよい個体をバイオ技術で増殖させることができるため、状態のよいクローンが大量生産できることになります。

花どうしを掛け合わせるのではなく、クローン細胞を増殖させるので奇形などのリスクが少ないのが魅力です。

また機械的にクローン細胞を増殖させているので、細胞分裂によるエラーが少なく、病気などにも強い苗を作ることができます。

花が咲く前からどのような花が咲くのか想像することができますし、綺麗な花を咲かせる可能性が高い苗と言えます。

胡蝶蘭の愛好家や、受賞を狙う生産者の方にはメリクロン苗ではなく、1つ1つの個体で特徴が異なる実生苗の方が好まれています。

では、次に初心者が苗から胡蝶蘭を育てる際に、どのような購入方法があるのかを紹介していきます。

胡蝶蘭の苗の販売・購入方法

胡蝶蘭の苗の販売・購入方法について紹介します。

初心者が胡蝶蘭を苗から育てる時は、あらかじめセットになっているものがおすすめです。

胡蝶蘭の苗は、胡蝶蘭専門農店や販売店、通販ショップなどで購入が可能ですが、やはり胡蝶蘭専門店で販売されている苗は品質が良く、比較的に安価なものが多いため、初心者の方も育てやすいと言えます。

胡蝶蘭を苗から育てることで、花が咲いた状態の胡蝶蘭を購入してくるよりも、より楽しめる期間が長く、愛着も沸くのではないでしょうか?

どのような花が咲くのかは、どのような種類の苗なのかによって左右されるため、入手ルートが明確な専門店での購入がおすすめです。

では次に、それぞれの購入方法やメリット・デメリットについて紹介していきますね。

店頭(販売店)で苗を買うメリット

胡蝶蘭はスーパー・量販店・デパートなど、様々な場所で購入することができます。

取り扱い店舗が多く、安価なものから高価なものまで様々な種類があるため、いつでも気軽に買うことができます。

花が咲いた状態の胡蝶蘭は多くの店で買うことができますが、苗の胡蝶蘭を販売している店は限られてきます。

また、苗の販売をしている店舗であっても店員が胡蝶蘭の知識が十分にあるかどうかは判断できません。

初心者が胡蝶蘭を購入する時は、専門的な知識を持つ店員がいる場所で買った方がよいです。

また、店頭の場合は胡蝶蘭の専門的な知識を持った店員がいない可能性があるため、状態のよい苗や株を自分で見分ける必要があります。

状態のよい株や苗を選ぶことができれば、失敗せずに育てられる可能性が高くなります。

最近はお祝いなどの贈答用として重宝されている大輪の胡蝶蘭だけではなく、ミディサイズの胡蝶蘭やマイクロ胡蝶蘭など小さなサイズの胡蝶蘭がちょっとしたプレゼントや自宅用に購入する方が増えていますね。

小さな胡蝶蘭はスーパーや量販店などで頻繁に見られるようになってきました。

苗から育てる場合は、基本的には大輪の胡蝶蘭の苗なので、小さなサイズの胡蝶蘭を育てたい方は、専門的な知識を持った店員のいる胡蝶蘭専門店で購入することをおすすめします。

農園・農家で苗を買うメリット

胡蝶蘭の苗を胡蝶蘭専門農家や農園で購入するメリットを紹介します。

胡蝶蘭専門店なら胡蝶蘭の苗の販売がありますし、専門店ならではの品質のよさと、比較的に安価なところがメリットと言えます。

専門的な知識のある店員なら、状態のよい苗の見分け方をレクチャーしてもらえますし、実際に苗を植え替えする方法や、植え替え後の育て方を詳しく聞くこともできます。

胡蝶蘭専門店が近くにあるなら、購入後も店員とコンタクトを取ることができますし、分からないことは電話やメールで問い合わせることができます。

やはり専門的な知識を持つ店員から実際に顔を見て購入することを、信頼感に繋がりますね。

スーパーや通販などでは、担当の相手が明確ではない場合が多いですし、その後のフォローをお願いするのは難しいと言えますね。

ネット通販で苗を買うメリット

胡蝶蘭の苗をネット通販で購入するメリットについて紹介します。

ネット通販のメリットは、実際に出向かなくてもいつでも好きな時に購入ができることです。

ネット上なら購入先の対象は全国なので、たくさんの種類から選ぶことができますね。

胡蝶蘭専門店がネット販売も行っているケースも多いですからね。

でも、胡蝶蘭のネットショッピングの中には専門業者ではなく、実際には自らが仕入れは行わず販売の代行をしている業者が多く存在します。

これらの業者は実際に自分が仕入れを行うわけではないため、株や苗の状態を自分の目で確かめることができず、お客に対して的確なアドバイスができないことが多いです。

また普段から仕入れを行いたくさんの胡蝶蘭を目にしているわけではないため、専門的な知識があるかどうかは個人差が大きいと言えます。

胡蝶蘭の株や苗を買う時は信頼できるネットショップでなければ購入はやめたほうが安心です。

花が咲いた状態の胡蝶蘭であれば、ネットショップから購入する場合は、カラーやサイズのバリエーションが豊富な中から選ぶことができるため、選ぶ楽しさが増します。

当店で販売している胡蝶蘭もぜひご検討ください。

ネット通販での苗の購入は、初心者にはおすすめできません。

初心者が胡蝶蘭の苗を購入する時は、胡蝶蘭専門店や農園からの購入が最も失敗がなくおすすめです。

胡蝶蘭の良い苗の選び方

胡蝶蘭のよい苗を選ぶ時に注意するポイントについて紹介します。

初心者が苗から胡蝶蘭を育てる時は、状態のよい苗を選ぶことが失敗をしないポイントです。

花芽がない状態の胡蝶蘭の株は、花が咲いている状態の胡蝶蘭を購入するよりも、長く楽しむことができます。

胡蝶蘭の苗のコンディションはどのようなポイントで見ればよいのでしょうか?

やはり、胡蝶蘭を苗から育てる時は、実際に胡蝶蘭の苗を自分の目で確かめてから購入したいですね。

一部の胡蝶蘭専門店ではネット通販で苗を販売していることがあるので、信頼できる業者を探しましょう。

ネット通販で苗を購入する時は、実際に販売者とコンタクトをとって信頼できる業者かどうかたしかめることをおすすめします。

良い苗の選び方・葉に艶とハリがある

状態の良い胡蝶蘭の苗は、葉に艶とハリがあり生命力に満ち溢れています。

艶がなくシワっぽい状態の苗は、植え替え後に力尽きて枯れてしまう可能性があります。

苗から胡蝶蘭を育てる時は、新しい環境に順応できる力のある胡蝶蘭しか生き残ることはできません。

植え替えにより胡蝶蘭はとてもストレスを受け、新しい環境に慣れるまでにはパワーが必要なのです。

胡蝶蘭は空気中の水分を葉や根から吸収することで成長するため、葉っぱの元気がない苗は十分に水分を吸収することができないため成長を止めてしまう危険があります。

苗を植え替えてから7~14日ほどは水やりを控えた方が良いため、植え替え後のストレスに耐えられる状態の良いものを選びたいですね。

初心者は胡蝶蘭の苗をはじめて見るという方が多いと思いますが、いくつか苗を見ている状態の良い苗と悪い苗が見分けられるようになってきます。

胡蝶蘭専門店や取り扱い店舗など複数の場所でたくさんの苗を見ることで、初心者でも簡単で失敗せずに胡蝶蘭を育てることができますよ。

良い苗の選び方・丈夫で育てやすい品種から選ぶ(低温種)

胡蝶蘭の良い株の選び方について紹介します。

胡蝶蘭には多数の品種がありますが、丈夫で育てやすい品種、繊細で育てにくい品種などがあります。

品種により特徴が異なり、初心者は丈夫で育てやすい品種の方が失敗は少ないと言えます。

低温種とされるシンビジウムやデンドロビウムなどは、初心者でも比較的に育てやすい品種だと言われており、寒さに強く戸外でも耐えられる強さを持っています。

逆に、初心者には育てるのが難しいとされているのが、低温を好み日本の夏を越すのが難しいと言われているミルオニアやリカステは、日本の気候では育てることが難しく、初心者にはおすすめできません。

初心者が苗から胡蝶蘭を育てる時は、育てやすく丈夫な品種の苗を選びましょう。

[胡蝶蘭・育て方/初心者]初心者でも失敗しない植え替え方法/バーク・水苔など資材や鉢の正しい選び方胡蝶蘭の植え替え

胡蝶蘭の初心者でも簡単な育て方について紹介します。

胡蝶蘭を苗から育てる時は、苗の植え替えをする必要がありますが、初心者ではバークや水苔などの植え込み資材や、植え込み資材と相性の良い鉢の選び方がわかりませんよね?

初心者が苗から育てるのは難しいと感じる原因はこのようなところにあると思います。

先ほど説明したように、胡蝶蘭の自生地の環境を理解することで、どのような植え込み資材を選べばよいのかや、植え込み資材と相性の良い鉢はどれを選べばよいのかを知ることができます。

初心者が失敗せずに胡蝶蘭を育てるためには、胡蝶蘭の自生地の環境を知り、胡蝶蘭が心地よく過ごせる環境を整えることが大切です。

植え込み資材や鉢の知識を持ち、どのようなものを選ぶのかによって、初心者でも苗から胡蝶蘭の花を咲かせることが可能ですよ。

では苗から胡蝶蘭を育てる時に最適な鉢の選び方について紹介していきますね。

初心者でも失敗しない植え替え方法・鉢の選び方

初心者でも失敗しない胡蝶蘭の植え替え方法や、最適な鉢の選び方について紹介します。

初心者が苗から胡蝶蘭を選ぶ時は、鉢の選びかたはとても重要です。

鉢には様々なタイプがあり、水はけが良い鉢・水はけが悪い鉢・水を一切吸わない鉢などがあります。

植えたい植物の特徴や自生地の環境を理解していれば、どのような環境が胡蝶蘭にとって心地が良いのか分かるため、鉢選びで注意するポイントが理解できると思います。

鉢には一般的に、素焼きの鉢・陶器の鉢・プラスチックの鉢の3種類があります。

見た目のおしゃれさで決めるのではなく、植物の特徴に合わせて選ぶことが失敗せずに育てるポイントです。

胡蝶蘭の特徴や弱点を知ることで、胡蝶蘭の栽培に適した鉢の選び方が分かってきます。

では次に、それぞれの鉢の特徴について紹介していきますね。

胡蝶蘭の素焼きの鉢の特徴

胡蝶蘭の素焼きの鉢の特徴や注意するポイントについて紹介します。

胡蝶蘭の植え替えの際に子葉する鉢は、素焼きの鉢が一般的です。

素焼きの鉢の特徴は、水分を吸収しやすい・鉢自体が呼吸をしている(生きている)・撥水性が良いなどがあります。

つまり、水を吸いやすいが撥水性が高いため、鉢の中にいつまでも水分が残ることはありません。

胡蝶蘭は木の枝や幹に着生する植物であることを知っていれば、胡蝶蘭の根は湿気に弱いことが分かりますね。

胡蝶蘭に適した鉢は、素早すく水分を吸収するがすぐに水分を外に蒸発させる鉢と相性が良いと言えますね。

素焼きの鉢は胡蝶蘭の栽培に適した鉢であり、初心者が失敗なく胡蝶蘭を育てるためには適した鉢を選ぶことが重要です。

胡蝶蘭の苗を植え替えする場合は素焼きの鉢が最も相性が良くおすすめです。

胡蝶蘭の陶器鉢の特徴

胡蝶蘭の苗を植え替えする際に使用するのに適した鉢について紹介します。

陶器の鉢は、素焼きの鉢とはことなり水分の吸収しにくい鉢です。

そのため、鉢内が乾きやすく、水上げの頻度が多くなりがちで、初心者には手入れが難しい鉢と言えます。

陶器の鉢は水を吸いにくいため、鉢内にカビが生えにくく菌の繁殖を予防することができます。

陶器の鉢はおしゃれなものが多いのですが、胡蝶蘭にとって快適な環境とは言えないため、初心者の方が選ぶことをおすすめできません。

胡蝶蘭のプラスチック鉢の特徴

胡蝶蘭を苗から育てる時に相性の良い鉢について紹介します。

プラスチック鉢は、鉢の中を目で確認することができるため、胡蝶蘭の根の状態や資材の状態を確認することができますが、水を一切吸わないため胡蝶蘭の栽培には不向きな鉢と言えます。

プラスチック鉢の胡蝶蘭に水分をたくさん上げてしまうと、水分を一切吸わないため、鉢内がずっと湿った状態となり、根腐れを起こす可能性があります。

特に初心者は水を多く上げすぎて失敗をする人が多いため、プラスチック鉢はおすすめできません。

胡蝶蘭は自生地では根が常に空気に触れている状態のため、ずっと水に浸かっていると根腐れの原因となります。

胡蝶蘭の弱点をカバーできるように、プラスチック鉢ではなく、胡蝶蘭の特徴と相性の良い素焼きの鉢を選ぶことをおすすめします。

鉢の選び方で迷っている初心者は、素焼きの鉢を選ぶと失敗がありませんよ。

バークで植え替えるときの注意点・陶器とプラスチック鉢と相性が良い

バークで植え替えをするときの注意点を紹介します。

バークは、バークチップとも呼ばれ樹皮を細かく砕いたものを言います。

胡蝶蘭の場合は主に、植え込み資材としてバークを使用します。

胡蝶蘭はもともと、木の幹や枝に着生する植物であり、土壌から養分や水分を吸収することがありません。

そのため、胡蝶蘭は樹皮を原料としているバークとの相性が良いと言えます。

バークは樹皮が原料となっているため水の吸収が悪いため、バークを植え込み資材にした場合は、鉢内が乾燥しやすくなります。

またバークは水分の保持が苦手なため、水やりの頻度を増やすなどの管理が必要となるため、初心者には難しいと言えます。

胡蝶蘭をバークで植え替える場合は、鉢内が乾燥しやすくなるため、水はけが悪い鉢と組み合わせると相性が良くなります。

バークを使用する時は、陶器やプラスチック鉢などの水はけが悪い鉢と組み合わせることをおすすめします。

バークは水やりの頻度が多く必要なため、初心者の場合は水を上げすぎてしまい、根腐れの原因となることがあります。

初心者の方は特に、バークの表面が完全に乾いていることを確認してから水やりを行いましょう。

水苔で植え替えるときの注意点・素焼き鉢を相性が良い

胡蝶蘭を水苔で植え替える時に相性の良い鉢について紹介します。

水苔は、胡蝶蘭の植え込み資材として使用します。

水苔の特徴は保水力が高いことです。

素焼き鉢の特徴は、通気性・吸水性・排水性に優れていることです。

水やりをすると吸水性が良いため水分を良く吸い込みますが、排水性が高いため水分の蒸発が早いのです。

そのため、保水力の低い植え込み資材と組み合わせてしまうと、鉢内の乾燥が進んでしまいます。

水苔と素焼き鉢の組み合わせなら、鉢内にずっと水分が残ってしまうこともなく、鉢内は快適な湿度となるため、根腐れを防ぐことに繋がります。

初心者が胡蝶蘭を枯らしてしまう原因の1つに水のやり過ぎがあるため、水やりをする時は必ず、水苔の表面を指で軽く押して完全に乾いていることを確認しましょう。

水苔の表面が完全に乾いていないうちに水やりをしてしまうと、鉢内の湿度が高まり根腐れの原因となります。

水苔と素焼き鉢は相性が良い組み合わせなので、初心者の方におすすめですよ。

逆に、水苔は陶器やプラスチック鉢との相性が悪いので、初心者にはおすすめできない組み合わせです。

陶器やプラスチック鉢は水分をほとんど吸収しないため、鉢内の水分が蒸発せず湿度が高くなりやすいのです。

水苔と陶器・プラスチック鉢の組み合わせでは、鉢内の湿度が高まり根腐れの原因となるため、初心者は水苔を使用する際は素焼き鉢を使用することをおすすめします。

胡蝶蘭の鉢を選ぶ時の注意点・最適な鉢の大きさ

胡蝶蘭を植え替える際の、適切な鉢の大きさについて紹介します。

胡蝶蘭の鉢を選ぶ時は、胡蝶蘭の株の大きさに合わせて適切な鉢の大きさを選びます。

胡蝶蘭は根を張って成長する植物のため、鉢内は根が伸び、窮屈そうに見えるかもしれません。

でも、窮屈そうだからと胡蝶蘭の株の大きさに対して、大きすぎる鉢を選んでしまうと、鉢内の湿度の調整が難しく、根腐れの原因となってしまいます。

胡蝶蘭は木の幹や枝に着生して成長する植物であり、根は常に空気にさらされた環境に自生しています。

大きすぎる鉢を選んでしまうと、水やりに適切な量がわかりにくく、水を多く上げすぎてしまったり、逆に少なすぎて鉢内が常に乾燥してしまったり、胡蝶蘭にとって心地の良い環境を作るのが難しいのです。

胡蝶蘭の鉢選びでは、胡蝶蘭の株の大きさと同じくらいのサイズのものを選ぶと、鉢内の湿度の調整ができるため、胡蝶蘭を長く楽しむことができます。

胡蝶蘭の鉢の大きさは「〇号」という単位で表記されています。

1号は3センチの大きさを表します。

胡蝶蘭を1株ずつ植え替える際は、3号または4号サイズの素焼きサイズの鉢を選びましょう。

3号の素焼き鉢なら大きさは、直径が9センチです。
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4号の素焼き鉢なら大きさは、直径が12センチです。

素焼き鉢との相性が良い水苔で植え替えをする場合は、胡蝶蘭の株に水で戻した水苔を巻きつけます。

水苔は固めに巻きつけると、撥水性が高くなり乾燥しやすくなります。

逆に水苔を柔らかく巻きつけると、撥水性が低くなり乾きにくくなります。

水苔の場合は巻きつける強さで鉢内の湿度をコントロールすることができます。

胡蝶蘭を植え替える際は、傷んでいる根はカットし、緑色で健康な根を残します。

健康な根は太く、鉢からはみ出してしまうこともあり、鉢が窮屈なのではと心配になるかもしれませんが、鉢が大きくなるほど鉢内の湿度の調整が難しくなるため、初心者は胡蝶蘭の株と同じくらいのサイズの鉢を用意するように注意しましょう。

胡蝶蘭に最適な植え替え時期・初心者は4月の植え替えがおすすめ

初心者が胡蝶蘭を植え替える際に最適な時期について紹介します。

胡蝶蘭の植え替え時期は、一般的に4月末~6月と言われていますね。

それは、7月以降は胡蝶蘭が成長期に入り、急激に成長をする時期になるため、成長期までに植え替え後のコンディションを整え、コンディションが良い状態で成長期に入りたいからです。

夏の成長期をコンディションの良い状態で迎えることで、寒い時期を乗り越える力がつき、春には綺麗な花を咲かせることができるようになります。

胡蝶蘭を長く楽しむコツは、適切な時期に植え替えを行い、植え替え後の管理を適切に行うことです。

胡蝶蘭の植え替えの目的は、コンディションの悪い株を取り除き、コンディションの良い株を育てることです。

胡蝶蘭を植え替える時期は、冬の寒い時期を乗り越え、花が完全に枯れ落ちてから行います。

胡蝶蘭の花の寿命は1~3ヶ月ほどで個体差がありますが、植え替えをする時期は全ての花が枯れ落ちてから行いましょう。

初心者が植え替えを行う最適な時期は4月の末です。

4月末は、気温が高くなり過ごしやすい湿度で、1年で一番気候が良いころですよね。

花が完全に終わったら、気候の良い時期に植え替えをしましょう。

植え替えの際は傷んでいる根をカットし、コンディションの良い株を素焼きの鉢に植え替えましょう。

根や茎をカットする時は、剪定鋏は熱湯で消毒をしてウィルスや細菌から胡蝶蘭を守るように、手順を守りましょう。

植え替え後は、10日ほどは水やりを行わず、植え込み資材が完全に乾いてから水をあげるようにしましょう。

また植え替え後は、肥料をあげる必要はありません。

初心者でも植え替えの手順を守れば、それほど難しい作業ではありませんが、植え替え後の水やりや肥料などを与えすぎてしまい失敗することがあるため、植え替え後の管理方法を守りましょう。

4月末に植え替えを行うと、胡蝶蘭が新しい環境に慣れ、根や葉が健康なコンディションを取り戻すまでに1ヶ月程度かかると言われています。

4月末に植え替えができれば、7月~9月の胡蝶蘭の成長期までに株のコンディションを整えることができるため、胡蝶蘭を長く楽しむことができますよ。

胡蝶蘭の植え替え時期が遅くなることは、枯れてしまうリスクが高まるため、初心者は特に花が完全に終わったら早いうちに植え替えを行いましょう。

胡蝶蘭の苗の植え替え

胡蝶蘭の苗を植え替えする時の注意点について紹介します。

胡蝶蘭を苗から育てることは、初心者にとって難しいと感じるかもしれません。

園芸ショップなどでは、胡蝶蘭の苗が販売されています。

胡蝶蘭の苗は、フラスコ苗のように瓶などの入れ物に入った状態で販売されているものもありますが、フラスコ苗の瓶の中は無菌状態となっているため、瓶から出す際は菌のある環境に慣れさせるための作業(順化)が必要であり、初心者にとってはハードルが高いですね。

初心者が苗から胡蝶蘭を育てる際は、ポリポットに苗が植えられているものがおすすめです。

胡蝶蘭の苗はポリポットで売られていることが多いため、最も入手しやすいと思います。

ポリポットは、良く花屋や園芸店などで見かける、柔らかいビニール製の鉢で、保湿性が高いのが特徴です。

胡蝶蘭の自生地の環境からも分かるように、胡蝶蘭は根が常に空気に触れ乾燥している状態を好みます。

ポリポットは保湿性が高いため、鉢内の湿度が高くなりやすく、胡蝶蘭にとって過ごしにくい環境と言えます。

初心者がポリポットに入った胡蝶蘭の苗を、ポリポットのまま育てることはおすすめできません。

ポリポットに入った胡蝶蘭は早いうちに、素焼き鉢に植え替えをしましょう。

ポリポットに入った胡蝶蘭を植え替える時は、胡蝶蘭をポリポットから抜き、根についている植え込み資材を綺麗に取り除きます。

根が絡まっていることが多いので、傷付けないように丁寧にほぐしながら、根の周りについている植え込み資材を全て綺麗に取り除きます。

ここからは、一般的な胡蝶蘭の植え替え手順と同じです。

初心者が苗から胡蝶蘭を育てる時は、ポリポットのまま育てないこと、植え替えは水苔と素焼き鉢の組み合わせにすることで、胡蝶蘭を長く楽しむことができますよ。

花が咲いている状態の胡蝶蘭を買ってくるのも楽しいですが、苗から育ててみると、花が咲くまでの過程や花が終わった後の管理方法まで知ることができるので、愛情を持って育てることができますよ。

植え替え後の胡蝶蘭の注意点・置き場所

植え替え後の胡蝶蘭の管理や注意点について紹介します。

植え替え後の胡蝶蘭は、株が弱くなり、体力がない状態になっています。

植え替え後は、急激に環境が変化したことでストレスを受けやすく、新しい環境に慣れるまでに1ヶ月ほどかかると言われています。

植え替え後は普段以上に管理を徹底したいですね。

植え替え後の胡蝶蘭の管理では、胡蝶蘭が新しい環境になれ株が体力を取り戻すために、快適な置き場所に置いてあげることが重要です。

胡蝶蘭の置き場所は、温度・湿度・光など様々なことに影響を与えますし、胡蝶蘭を長く楽しむために重要なことです。

植え替え後の体力が落ちた状態の胡蝶蘭は、15℃以上の室温を保ち、株の成長が休止してしまわないように注意しましょう。

胡蝶蘭の植え替え時期である4月末や5月は、肌寒い日が多かったり、寒暖の差が大きな時期です。

日中は暑くても、夜間の室温は15℃以下になる日もあります。

室内には温度・湿度計を設置して、夜間や肌寒い日でも室温が15℃以上になるようにしましょう。

日中は不在になりエアコンをつけるのが難しいという方は、肌寒い日は、胡蝶蘭に発泡スチロールやダンボールを被せて温度が下がらないようにしましょう。

また、胡蝶蘭にとっては湿度も大切です。

置き場所によっては直射日光が当たり、植え込み資材がすぐに乾燥してしまうこともあります。

胡蝶蘭は直射日光がとても苦手で、湿度のコントロールが難しいだけでなく、葉焼けの原因となるため、レースカーテン越しの窓際に置くようにしましょう。

玄関は薄暗く、空気の循環が難しい家が多いため、リビングなど明るさがあり空気が循環する場所に置くことをおすすめします。

初心者は胡蝶蘭を置く場所は特に注意し、15℃以上の室温、湿度40~50%以上を保つようにしましょう。

植え替え後の胡蝶蘭の注意点・水やり

植え替え後の胡蝶蘭の注意点や管理方法について紹介します。

植え替え後の胡蝶蘭の水やりは、10~14日ほどは控えるようにしましょう。

植え替え後は、新しい環境に慣れるためにとても強いストレスを受け、株の体力が低下しています。

株の体力が低下しているため、水分をあげても吸収する力がありません。

吸収する力がないため、せっかく水分を上げても鉢内の湿度が上がるだけで、胡蝶蘭にとって過ごしにくい環境を作るだけになってしまいます。

新しい環境に慣れ始め、株の体力が徐々に回復してくる10~14日後までは、水やりをせずに様子を見ましょう。

水分を与える時は、植え込み資材を指で軽く押してみて完全に乾いていることを確認してから与えましょう。

また、植え替えの時期が春~夏や、7月以上の胡蝶蘭の成長期には、植え替え後1週間ほどは水やりをせずに様子を見ましょう。

初心者は、植え替え後はすぐに水やりをしてしまい、胡蝶蘭に余計な負担を与えてしまうことがあります。

胡蝶蘭はもともと頻回な水やりが必要な植物ではありませんし、植え替え後はとても体力を使い疲れている状態のため、ゆっくりと休ませることが一番重要なことです。

初心者は特に、水を上げすぎてしまい枯れてしまうことが多いため、植え替え後の水やりは慎重に行いましょう。

植え替え後の胡蝶蘭の注意点・肥料

胡蝶蘭の植え替え後の注意点や管理方法について紹介します。

胡蝶蘭の植え替え後は、肥料を与える必要はありません。

初心者は、肥料を与えると胡蝶蘭が元気になると思いがちですが、植え替え後の肥料は胡蝶蘭にとって負担になってしまいます。

肥料のもともとの目的は、「植物の栄養を供すること」とされていますが、自生地の胡蝶蘭は木の幹や枝に根を張っており、木から養分を吸収することはほとんどありません。

土に咲く植物なら、土壌から養分や水分を吸収しますが、木の上に自生する胡蝶蘭はそのような方法をとりません。

そのため、本来は胡蝶蘭に肥料は必要がないのです。

胡蝶蘭の花が咲いている時期は肥料を与える必要はありません。

胡蝶蘭に肥料を与える目的は、株の育成期に十分な栄養を与えることです。

胡蝶蘭の育成期は、花が咲き終わった4月末~秋にかけての時期です。

特に7~9月は、胡蝶蘭の株が急激に成長をする時期です。

胡蝶蘭が大きく成長する7~9月に、新しい根が出て大きく育っているかどうかを見てから、肥料を追加するかどうか判断します。

胡蝶蘭が大きく成長している時期に、より成長を促すために肥料を与えるので、夏の胡蝶蘭の根の成長を見ながら肥料を与えるかどうかを判断するのです。

初心者は肥料が必要かどうか判断が難しいかもしれませんが、胡蝶蘭に肥料が必要な時期は限られていることは知っておきましょう。

胡蝶蘭は植え替え後すぐ、花が咲いている時、冬の成長が休止する時期など、根の成長が見られない時期は肥料を与えてはいけません。

適切な時期に肥料を与えないと、根が枯れてしまう原因となるため、初心者は肥料を与えるタイミングが分からない場合は、園芸店で肥料の選び方や与えるタイミングを相談することをおすすめします。

その際に、根が成長しているかどうかが肥料を与えるタイミングと大きく関係するため、根の状態をしっかりと観察してから相談しましょう。