胡蝶蘭の花が終わったら?二度咲きさせる方法と花後の管理【完全ガイド】
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[胡蝶蘭/花が終わったら]花後にもう一度咲かせる方法と管理の全手順
胡蝶蘭の花が終わったら、どうすればいいの?咲き終わった花が落ちた後の胡蝶蘭は、枯れたわけではありません。胡蝶蘭の株の寿命は50年以上と長く、適切な手入れをすれば何度も花を咲かせて楽しむことができます。このページでは、花が終わった胡蝶蘭をもう一度咲かせる「二度咲き」の方法と、花後の管理・手入れについて詳しく解説します。大輪の胡蝶蘭はもちろん、ミニ胡蝶蘭(ミディ胡蝶蘭)でも基本的な手順は同じです。蘭の花が終わったら、ぜひ二度咲きにチャレンジしてみてください。
胡蝶蘭の花は1〜3ヶ月と長く楽しむことができますが、二度咲きの方法なら1年に2回、綺麗な花を楽しむことができます。
数年に一度の植え替えなど大切に育てれば、何シーズンも花を咲かせ続けてくれますよ。
それでは、二度咲きの手順を紹介していきます。カッターナイフ(またはハサミ)と花が終わった胡蝶蘭を用意してください。刃物は事前にアルコールなどで消毒しておきましょう。切り口からの雑菌の侵入を防ぐことが大切です。
二度咲の手順1・支柱のテープを取り除く

胡蝶蘭の二度咲きの最初の手順は、支柱のテープを取り除くことです。
鉢植えの胡蝶蘭は、支柱で茎を支えた状態で販売されています。鉢の重心が偏り転倒するのを防ぐため、支柱と胡蝶蘭はラン用クリップやビニール紐・カラータイなどで固定されています。
まずは、支柱と胡蝶蘭を結んでいるテープをカッターナイフで切りましょう。
テープを外すと重心が偏り鉢のバランスが乱れて転倒する危険性があるため、安定した場所・地面に置いた状態で作業を行いましょう。
二度咲きの手順2・支柱を抜く

次に、胡蝶蘭を支えている支柱を抜きます。支柱を抜くのは、必ず花が咲き終わってからにしましょう。
まだ花が咲いているときに支柱を抜いてしまうと、株や茎を傷つけてしまう可能性があります。
胡蝶蘭は根を張る植物なので、支柱に根が絡んで抜けないことがあります。支柱が抜けない場合は無理に引き抜くと株や茎が傷んでしまうため、根元で切断しましょう。
一度傷がついてしまうと元気な状態に戻ることが難しく、新しい花芽が出てこなくなる可能性があるため、支柱を抜くときは慎重に行いましょう。
花茎を剪定する際に支柱も一緒に外します。不要な支柱は各自治体の分別ルールに従って処分をお願いいたします。
二度咲きの手順3・花茎をカット(剪定)する方法とタイミング
胡蝶蘭の花茎の切り方は、目的によって異なります。【二度咲きを楽しみたい場合】
花がまだ少し残っている段階で、茎の節を下から2〜3節残した少し上を斜めにカットします。節から新しい花芽が出てきます。花が全て枯れてから時間が経つと花茎自体が枯れてしまい、二度咲きが難しくなるため、早めにカットするのがポイントです。
【株を休ませて来年以降も長く楽しみたい場合】
花が完全に咲き終わってから、花茎を根元からカットします。株は花を咲かせるための体力をしっかり温存でき、翌年以降に立派な花を咲かせやすくなります。
茎の節を残してカットすると、株は茎に栄養を送り続けなければならないため、十分に休むことができません。二度咲きを繰り返すと株が弱ってしまうことがあるため、二度咲きを楽しんだ後は根元カットに切り替えて株を休ませてあげることも大切です。
二度咲きの花は、一番花に比べると花数が少なめになりますが、1年に2回綺麗なお花を見ることができるのは大きな魅力ですね。
二度咲きするまで:どのくらいの期間で花芽が出るの?
花茎をカットしてから1〜2ヶ月で、カットした節のすぐ下の節から新芽が出てきます。その後、3〜5ヶ月ほどで新しい花芽が成長し開花します。ただし、これは株のコンディションが良い場合の目安です。株が弱っている場合は新芽が出てこないこともあります。胡蝶蘭の蕾が出てきたときの管理方法も参考にしてみてください。
本来の胡蝶蘭の開花サイクルは1年に1回です。二度咲きは株にとって負担が大きいため、二度咲きを楽しんだ後は本来の開花サイクルに戻し、株のコンディションを整える時間を作ることで、長く胡蝶蘭を楽しむことができますよ。
花が終わった後の胡蝶蘭の楽しみ方
花が終わった後も、胡蝶蘭にはさまざまな楽しみ方があります。大輪の胡蝶蘭は花弁が10〜15cmと大きく、ミディ胡蝶蘭でも6〜9cmほどあるため、1輪を切花にしてガラスの器に浮かべるだけでも見栄えがします。お気に入りの花瓶に一輪挿しにすれば、より存在感のあるインテリアになりますよ。
また、胡蝶蘭はもともと木の幹に根を張る着生植物です。流木やコルク板にコルク付けして着生させると、鉢植えとは違ったワイルドな魅力を楽しめます。空中栽培のように壁に掛けたり、軒下に吊るして飾ることも可能です。
着生させた胡蝶蘭は根が常に空気に触れるため蒸れにくく、根腐れのリスクも低くなります。花が終わった後でも根が絡みつく姿はアートのような美しさです。
花が終わってから2〜3年ごとに植え替えをするとより長く楽しむことができますので、ぜひ挑戦してみてください。
二度咲きするまで・温度管理(夏・冬の注意点)
胡蝶蘭の二度咲きを成功させるには、温度管理がとても重要です。胡蝶蘭の自生地は熱帯雨林の地域で、1年を通して暖かく湿度が高い環境です。理想的な生育温度は18〜25℃で、15℃以下になると株が弱り始めます。
花が終わった後の株は、花を咲かせることにエネルギーを使い果たした状態です。二度咲きの場合は節を残してカットするため、株は茎に栄養を送り続けなければならず、さらにエネルギーが必要になります。
夏の注意点:
直射日光は葉焼けの原因になります。レースのカーテン越しの柔らかい光が当たる場所に置きましょう。エアコンの風が直接当たる場所も避けてください。
冬の注意点:
朝晩の冷え込みが株の体力を大きく奪います。室内でも窓際は夜間に冷え込むため、部屋の中央寄りの暖かい場所に移しましょう。ダンボールや発泡スチロールで鉢を囲むと保温効果があります。
温度差が大きい環境は株の負担になるため、二度咲きを目指す間はできるだけ一定の温度を保つことを心がけましょう。
二度咲きするまで・水やりと肥料のあげ方
花が終わった胡蝶蘭は、花が咲いていた時期に比べて水の消費量が減ります。水のやりすぎは根腐れの最大の原因ですので注意しましょう。水やりの基本:
水苔やバークなどの植え込み材が完全に乾いてから、コップ1杯程度の水を与えます。受け皿に溜まった水は必ず捨ててください。手で植え込み材を触って、乾いていることを確認してから水をあげるのがポイントです。
季節ごとの目安:
春〜秋は10〜15日に1回、冬は15〜20日に1回程度が目安です。ただし温度や湿度によって乾くスピードが異なるため、必ず植え込み材の乾き具合を確認してから水をあげましょう。
肥料について:
基本的に肥料は多く必要ありません。与える場合は、生育期(春〜秋)に洋ラン用の液肥を規定の2倍程度に薄めて、2週間に1回、水やりの代わりに与えます。植え替え直後や冬の休眠期には肥料を与えないようにしましょう。
空気が乾燥する時期は、霧吹きで葉の表面に水分を与える「葉水」も効果的です。ただし、株元に水が溜まらないよう注意してください。
花が終わった後の胡蝶蘭の管理・開店祝いやお祝いで頂いた胡蝶蘭のその後
開店祝いやお祝いなどで頂いた胡蝶蘭の花が終わった後、どう管理すればよいか分からない…という方は多いのではないでしょうか。仕事の取引先から頂いた胡蝶蘭を、花が終わったからと処分してしまうのはもったいないですよね。せっかく頂いた胡蝶蘭を大切に育てている姿を見せることで、贈った側も嬉しい気持ちになりますし、信頼関係もより深まるのではないでしょうか。
胡蝶蘭は頻繁な水やりが不要で、特別な手入れも必要ないため、実はとても育てやすい植物です。
ただし、オフィスで育てる場合は夜間や土日に人がいないため温度管理が難しいこともあります。そのような場合は、温度変化を受けにくい部屋の中央に胡蝶蘭を置き、寒い時期はダンボールや発泡スチロールで保温するとよいでしょう。
どうしても育てるのが難しい場合は、花がきれいに咲いている時期に写真を撮り、贈ってくれた方にお礼状と共に送ったり、買取サービスに依頼する方法もあります。
せっかく頂いた胡蝶蘭ですから、花が終わったら処分するのではなく、二度咲きにチャレンジしたり、大切に育ててくれる方への譲渡などを検討してみてくださいね。
胡蝶蘭のラッピングの外し方
お祝いで届いた胡蝶蘭は、ほとんどがラッピングされた状態です。ラッピングされたままの方が美しいですが、できるだけ早めにラッピングを外しましょう。ラッピングされたままだと鉢の中が蒸れやすくなり、根腐れやカビの原因になります。
ラッピングは主にセロハンと和紙などのペーパーでできており、ホチキスで留められています。鉢を倒さないよう注意しながら、ホチキスを外してペーパーとセロハンを取り除きましょう。
外すのがもったいない場合は、外す前に写真を撮っておいたり、リボンだけを付け直すのもおすすめです。ラッピングの種類と外し方の詳細はこちらで解説しています。
胡蝶蘭の花が終わった後の引き取り・買取サービスについて
「胡蝶蘭を管理できる人がいない。どうやって処分すれば良い?」「鉢や支柱ってどうやって捨てるの?」
花が終わった後の胡蝶蘭の扱いに困るケースは少なくありません。
ご自分で処分する場合は、支柱を外し、水苔や株を鉢から出します。支柱は短く切ってまとめて不燃物に、水苔や株は燃えるゴミとして各自治体のルールに従って処分できます。
処分ではなく再利用したい場合は、胡蝶蘭の買取・引き取りサービスの利用がおすすめです。
宅配便で回収業者に送る
不要になった胡蝶蘭を引き取りサービスの業者に宅配便で送る方法です。事前に業者に予約すると、宅配用のダンボールを郵送してくれる場合があります。届いたダンボールに梱包して宅配便として送るか、業者によっては自宅引き取りの手配もしてくれます。
自分で梱包する手間がかかる分、料金は比較的安く、胡蝶蘭1鉢あたり1,000円〜2,000円程度で回収してもらえます。
出張サービスを利用し回収業者に取りに来てもらう
業者に自宅やオフィスまで取りに来てもらう方法です。自分で梱包する手間が省け、重くて大きな胡蝶蘭を業者が運んでくれるので便利です。交通費・出張費がプラスでかかるため、胡蝶蘭1鉢あたり3,000円〜が目安になります。
買取を希望する場合は、出張見積もりサービスを利用しましょう。回収業者によって料金設定が異なるため、複数の業者に見積もりを取ることをおすすめします。
【胡蝶蘭の花が終わったら】胡蝶蘭の花が終わって二度咲きさせる方法(動画)
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胡蝶蘭の花が終わった後のよくある質問
Q. 胡蝶蘭の花が終わったらどこで切ればいいですか?二度咲きを狙う場合は、花茎の下から2〜3節目の少し上で斜めにカットします。株を休ませて翌年以降に花を咲かせたい場合は、花茎を根元から5cm程度の位置でカットします。いずれの場合もハサミやカッターは消毒してから使いましょう。
Q. 花が落ちた後の胡蝶蘭に水やりは必要ですか?
必要ですが、花が咲いていた時期よりも控えめにします。植え込み材(水苔やバーク)が完全に乾いてから、コップ1杯程度の水を与えてください。水のやりすぎは根腐れの原因になります。
Q. 胡蝶蘭の二度咲きにかかる期間はどのくらいですか?
花茎をカットしてから1〜2ヶ月で新芽が出始め、3〜5ヶ月で開花します。ただし株の状態や温度環境によって異なり、株が弱っている場合は二度咲きしないこともあります。
Q. ミニ胡蝶蘭(ミディ)でも二度咲きできますか?
はい、ミニ胡蝶蘭やミディ胡蝶蘭でも二度咲きは可能です。花茎のカット方法や管理方法は大輪の胡蝶蘭と同じです。
Q. 胡蝶蘭の花が終わったら植え替えは必要ですか?
すぐに植え替える必要はありませんが、花が終わったタイミングは植え替えの良い機会です。特に2〜3年以上植え替えていない場合や、植え込み材が劣化している場合は、4〜6月に植え替えをするのがおすすめです。
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