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胡蝶蘭をコルク付けして着生させてみよう

胡蝶蘭のコルク付け
家の中で過ごすことが増えた現代、お部屋の中を見直す人も多いのではないでしょうか?部屋の中を断捨離したリ、模様替えをしたりしてもいまいちしっくりこないと思うようなときには、部屋の中にコルク付けした胡蝶蘭をおいてみましょう。

胡蝶蘭は、蝶のようなひらひらとした花が特徴的な新しい門出の節目で贈られることの多い花で、もともと熱帯地方で木に着生している植物です。鉢で育てると置く場所が限られたり、根っこから病気に気が付かなくて枯れてしまったりする場合があります。コルクに移し替えることで根っこの様子を観察できて、そうした事態を防ぐことが可能。

部屋に飾る胡蝶蘭を見ることで新しい物事に取り組む新鮮な気持ちを取り戻すことができます。自分で作ることで好きな大きさにしたり、好きな形でディスプレイできるので部屋のマンネリ化を防げます。 今回はインテリアに変化を持たせたい人必見、胡蝶蘭のコルク付けをまとめました。

胡蝶蘭のコルク付けとは?

胡蝶蘭のコルク付けとは?
コルク付けとは、土の代わりのコルクを土台として胡蝶蘭を育てる方法です。もともとの原種は、岩や木に根をはわせて育つ品種です。コルク付けされた胡蝶蘭は根っこを直接見ることができ、鉢に植わった上品な花とはまた違ったワイルドな一面を見ることができますよ。

コルク付けは、胡蝶蘭の取り扱いに慣れていない人でも簡単にできます。植え替えをするときに傷んだ根っこを取り除くこともできるので、長く楽しめます。窓辺などで吊り下げた状態にしておくと部屋の印象が変わり、自分で作った胡蝶蘭に対しても愛着が湧いてきます。

胡蝶蘭をコルク付けするときに必要なもの

●胡蝶蘭の株
●コルク(着生材・なければ流木で代用)
●水苔
●絹縫糸
●針金
ほとんど100均でそろえることができます。水苔はさすがにおいていなかったので、ホームセンターや園芸店、通信販売などを利用してください。
コルクについては胡蝶蘭のサイズに合わせたものを用意してください。カトレアなど他の洋ランや多肉植物も一緒にコルク付けしても良いでしょう。

用意する胡蝶蘭はできるだけ元気な株を用意します。

コルク付けのメリット

メリット
胡蝶蘭をコルク付けすることのメリットは以下の三つ。
1.胡蝶蘭本来の生息環境に近い
2.水やりのタイミングがわかりやすい
3.温かい空気に触れやすい

胡蝶蘭をコルク付けにしてインテリアとしてつるすことができるようになると、本来の生息環境に近い状態での栽培ができます。底冷えを防ぐこともできるので、高温多湿を好む胡蝶蘭にとってはいいことばかり。
水を上げるタイミングも鉢に植わっているときよりも、乾燥具合を目で見て把握しやすいです。空気が乾燥する時期は水を張ったバケツに10分ほどつけて水苔にたっぷりと水を含ませ、コルク全体に水分がいきわたるようにしましょう。

コルク付けのデメリット

コルク付けのデメリットは以下の二つ。
1.植え替えが手間
2.根っこを触ることに抵抗がある
胡蝶蘭をコルク付けすることのデメリットは、植え替えの時の根っこの見た目が気持ち悪いという意見がありました。他の木や岩場に張り付きやすいように胡蝶蘭の根っこは、ふとめでうねうねとしています。

普段植物に触り慣れていない人は、見た目に少し抵抗がありますね。そのあとのインテリアとしての胡蝶蘭を楽しむ自分を想像して頑張りましょう。

胡蝶蘭のコルク付け手順・やりかた

胡蝶蘭のコルク付けの手順 1.水苔を多めの水で戻します。
2.コルク付けしたいランを鉢から外し、余分な植え込み資材(水苔・バーク)を落とします。この時黒くなっている部分は根っこが病気になっている可能性があるので切り落とし(剪定)ましょう。
3.コルクを用意して、水苔を少しおいてその上に根っこを整えたランを置きます。この時に根っこで水苔を抱きこむようにすると着床しやすくなります。
4.絹縫糸でコルクに固定します。この時ランの根っこをきつく締めこみすぎないようにしてください。
5.全体に針金を巻いて形を整えます。つるしたい形に整えて出来上がり。

植え返した後の胡蝶蘭は、人間でいうとお腹を開いて手術をしたような状態です。直射日光を避けて、2週間ほど水を上げずに様子を見てください。水苔に最初にたっぷり水を含ませているので、多少控えても大丈夫。
肥料は胡蝶蘭をコルク付けしてから1か月ほどたったころが目安です。液体肥料を与えましょう。液体肥料を上げた後は、コルクが乾くまで水を上げなくても大丈夫です。この生命力の強さが人生の節目で胡蝶蘭を贈る理由です。

水苔がかびてしまったり腐ってしまうこともあるので植え替えの目安は、2年毎がおすすめ。根っこを切るときのハサミは、ライターか熱湯で消毒をしておくと胡蝶蘭がウイルスに感染して枯れてしまったりする事態を予防できます。

手間はかかりますが、しっかり処理をしておくことできれいな花を咲かせてくれます。胡蝶蘭は愛情に対してきちんと答えてくれる植物なので、長く楽しんでくださいね。

切り落とすべき根っこの見分け方

植え替えをするときに切り落とすべき根っこは、見た目と感触でわかります。初心者でもわかりやすいです。

●黒い根っこ(黒い根っこはカビや病気に汚染されています)
●スカスカして白っぽい(古くなり枯れています)
●ぱさぱさして水分がないもの(古くなり枯れています)
1回切るごとに消毒をすると、切った部分から雑菌が入り込むのを防げます。
参考:【胡蝶蘭の根腐れ】根腐れの症状と対処法について

コルクにつけた後は?

コルク付けした後の胡蝶蘭は、2、3日に一回水苔を湿らせてあげればオッケー。胡蝶蘭は高温多湿の地域で育つ植物で空気中から水分を蓄えることもできるため、ある程度根っこの部分は乾燥している方が良いです。

置く場所は、日当たりの良い風通しの良い場所です。日当たりがよいといっても直射日光が当たるところは避けてくださいね。気温が下がると胡蝶蘭は低温障害を起こしてウイルスに感染したりして病気になってしまうので気をつけましょう。 エアコンなどで部屋の中の空気自体が乾燥しやすい場合は、コルクに時々霧吹きで水を与えてください。加湿器のそばに置くのも良いでしょう。

胡蝶蘭は神経質な植物とも言われていますが、気温と湿度に気を付ければ日本の風土でもしっかり育てることができます。

プレゼントでもらう胡蝶蘭は植え替えた方が長く楽しめる

見た目が華やかな胡蝶蘭は節目を飾る時期に、贈り物として使われることもおおいですね。3本立てや5本立ては、みている方も気持ちがワクワクしてきます。

実はこうした胡蝶蘭は、一回花をつけて終わりではありません。胡蝶蘭の寿命は長く、手入れをしておけば10年は楽しめます。
複数の花が立っている胡蝶蘭は、寄せ植えで見た目を豪華にしたものです。そのままでは根が傷みやすく最初の年は花をつけてもそのあとは花が咲かないことも。
こういった場合もコルク付けすることで、また花をつけて楽しむことができるようになります。

胡蝶蘭をもらった場合は、ぜひ植え替えてみてくださいね。
胡蝶蘭があるだけでお部屋の空気が変わります。 胡蝶蘭を部屋のインテリアとして置くことで、部屋の空気を意識することができるようになります。湿気を好み極端な感想を嫌うため、胡蝶蘭をある程度湿らせたり乾燥しないように意識したリするので、部屋全体の湿度が安定し潤いを保つことができます。

それまで乾燥しがちだった空気を胡蝶蘭を置くことで切り替えることができるようになりますよ。針金で壁につるすようにしたり、ラティスに括り付けてもいいですね。いずれにしてもコルクにつけなおすことで胡蝶蘭を管理のしやすい状態で長く楽しむことができます。

子どもと一緒に作れます!

子供と一緒に
胡蝶蘭をコルクにつけるのは、子どもでも簡単にできます。植え替えに適した時期は、4月~6月頃がおすすめですが、夏休みの自由研究として7月ごろでも十分植え替え可能です。

最初に作っておけば根っこの伸びる様子を観察日記にしたり、花が咲く変化を楽しむことができます。ハンギングにして工作作品としても提出できますね。手先を動かす作業が多い胡蝶蘭のコルク付けは、好奇心旺盛な子ども心に刺激を与えてくれます。植物の取り扱いの力加減を自然と学ぶことができるので、学校では教わらないことを身につけることができます。

一味違った作品を見せたい人は、ぜひ胡蝶蘭をコルク付けしてみてくださいね。

まとめ

今回は胡蝶蘭のコルク付けについてまとめました。普通のインテリアの植物を飾るよりも、自分の好きな大きさにできたり部屋の中の加湿状態を意識したりするなど、胡蝶蘭ならではの良さがいっぱい。

人からもらった場合3本立ちや5本立ちなどがありますね。そうした大きな胡蝶蘭も、鉢にそのまま植えておくよりもコルクに株分けしておく方が長く花を楽しむことができます。胡蝶蘭は、手入れをしっかり行えば10年は楽しむことができる植物です。